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2024.09.12

有機農業の世界~生命の連鎖~

目次

01|はじめての有機農業 

02|有機農業とは

03|有機肥料と化学肥料との違い

 

01|はじめての有機農業 

 

有機農業と聞いて、皆さんはどのようなことを思い浮かべるでしょうか。 

安心・安全、オーガニック、無農薬、循環型農業、SDGs、みどりの食糧システム戦略・・・

様々な単語が上がってくると思われますが、

ここでは有機肥料メーカーとしての【有機農業】についてお話させて頂きます。 

 

 

02|有機農業とは

 

そもそも有機農業とは何でしょうか。

少々面倒な話ではありますが、まずは有機農業の定義についてのお話させて頂きます。 

食品の安全性と品質に関して国際的な基準を定めているコーデックス委員会では、

有機農業を「生物の多様性、生物的循環及び土壌の生物活性等、

農業生態系の健全性を促進し強化する全体的な生産管理システム」としています。 

 

日本国内における有機農業とは2006年に制定された有機農業推進法で、

「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、

農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業」と定められています。

具体的に言えば、化学合成農薬・化学肥料・遺伝子組み換え技術を利用しない農業ということになります。 

 

 

 03|有機肥料と化学肥料との違い


有機農業では化学肥料を使えないとなっていますが、それではどんな肥料が使えるのでしょうか。
 

これがinochioも製造している【有機肥料】になります。

この有機肥料と化学肥料の違いとは何でしょうか? 

また少々面倒な話ではありますが、【有機物】の反対語には【無機物】があります。

これらの違いは(一部例外を除いて)炭素が含まれているものを有機物、炭素が含まれていないものを無機物と分けられます。 

肥料の話に戻りますと、動植物由来(油粕や米ぬかなど植物性の有機物、鶏糞や魚粉、

骨粉などの動物性の有機物)の原料を使って作られている肥料のことを【有機肥料】と指します。

無機物を原料とした肥料は大きく二つに分かれ、天然物(りん鉱石や石膏など)を化学処理しない肥料と、

材料を化学的加工することで作られる肥料とに分かれ、後者を【化学肥料】と呼びます。 

 

これらの具体的な違いについては、次号にて詳しくお話いていきたいと思います。 

 

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