私たちにできることMISSION



私たちは有機肥料の力を通じて、生命の源である大地からの恵みを次の生命へ伝える「生命の連鎖」を紡ぎ、持続可能な循環型社会の実現を目指しています。

生命の連鎖

VISION私たちのめざすもの

肥料サイクルのマネジメント

川合肥料は、
肥料サプライチェーンを構築し
持続可能な循環型社会を実現します

再生化リサイクルスキーム構築
  • 資源の性状に応じた最適なリサイクル手法の選択
  • 資源の選別、見極め
  • 独自の発酵技術、微生物
設計付加価値のある企画設計
  • 高品質な肥料設計
  • 土づくり課題解決企画
  • 環境・循環に配慮した設計海洋、プラスチック、脱炭素、有機JAS対応
製造顧客目線と低環境負荷
  • 散布の簡便性、効率化形状、混和・配合、規格
  • 品質管理の徹底
  • 環境に配慮したものづくり
販売ブランド戦略
  • 付加価値をアピール
  • 肥料サイクルの見える化
  • ブランドストーリーの周知
  • 勉強会、セミナー
  • ECサイトの充実化
  • 低負荷・効率的配送
利用有機肥料導入成果の最大化をサポート
  • 正しい知識の伝播
  • 土づくりの診断
  • 施肥設計の最適化
  • スマート施肥提案

VALUE大切にしていること

有機発酵ボカシ肥料 豊かな土壌と生物多様性 有機発酵ボカシ肥料 豊かな土壌と生物多様性
有機発酵ボカシ肥料

01有機発酵“有機発酵”ボカシ肥料

“有機発酵”ボカシ肥料とは、原料となる有機物を微生物や菌類などの力を借りて、発酵熟成させた肥料です。”有機発酵”ボカシ肥料は発酵という前処理を施すことで、土壌中での分解を容易にするだけでなく、有機質肥料の窒素源である結合型アミノ酸を遊離アミノ酸、ペプチド、核酸などの、植物が直接吸収できる水溶性タンパク質に変化させ、化学肥料と全く異なる吸収形態を作り出します。この水溶性タンパク質は、吸収されると同時に植物代謝回路に組み込まれ直接的に生理活性物質として機能します。
また、土中では細菌(納豆菌、乳酸菌、放線菌)、菌類(麹菌、酵母)などの有用微生物の餌となり、菌体でタンパク質が合成されるというタンパク質の再合成サイクルの核となることで、土壌の微生物相を豊かにします。その他の成分についても、天然由来のものが植物に吸収されやすい形に変化しており、リン酸は土壌に吸着されにくく、加里の多くは水溶性の成分です。一般的な有機質肥料は、肥効が緩慢であったり、土壌中の微生物相の違いや気象条件によって不安定であったりしますが、私たちの”有機発酵”ボカシ肥料は、独自の微生物や天然物を使って発酵熟成させ、植物が吸収しやすい分子量まで分解することにより、植物自体の旨味、香り、舌触りを引き出し、また土中の微生物相の活性を促進することで、土壌にも植物にも有効に作用する、いわば「大地のお粥」のような機能をもった川合肥料独自の有機質肥料なのです。

豊かな土壌と生物多様性

02土壌豊かな土壌と生物多様性

有機質肥料を施肥することで有機物の分解過程において多くの土壌微生物のエネルギー源となり、生物相の多様化につながります。さらに微量要素をはじめミネラルなど各種成分や高分子の化合物を総合的に供給して、土壌団粒の形成に関与するなど多機能性を発揮し、地力を増進させ豊かな土壌を醸成します。私たちの”有機発酵”ボカシ肥料や天然資源を活用した土づくり資材は、原料を厳選し品質管理を徹底することで、良質な有機質を多く含有しており、土壌中の有用微生物の活性を促し、微生物相を豊かにし地力の増進に役立ちます。地力の増進(土づくり)を着実に進めていくためには、有機質肥料を連用することが有効です。
土づくりの手始めに、私たちは土の健康診断といえる土壌診断と施肥設計を提供しています。環境計量士が分析管理を行うことで、正確な分析結果を届けられるよう心掛けています。土壌医、土づくりマスター、施肥技術マイスターなどの有資格者・専門員が在籍しており、圃場状態に合わせた、オーダーメイドの施肥設計を提案しております。私たちの有機質肥料を⾧年お使いいただいている圃場では、休耕期に白鳥などの渡り鳥が羽を休めている光景をよく見かけます。豊かな土壌では土中の生物相が豊かになることにより、圃場周辺を含めた生態系によい影響を与える事例だと考えています。

未利用資源の活用による循環型社会構築

03循環未利用資源の活用による循環型社会構築

サステナビリティが社会的な関心を集め、環境保全型の事業が求められる中、従来廃棄されてきた未利用資源を肥料として活用することがクローズアップされています。例えば、食品工場などで排出される有機性の廃棄物を未利用の資源として見直し、高速発酵処理装置に投入、発酵菌といわれる微生物の働きで一次処理物を作り肥料として利用するといったシステムがあります。このようなシステムは、食品の消費と生産を循環させることで持続可能な社会を構築することに寄与するため、多くの自治体や事業者が取り組んでいます。
しかしせっかくこうして循環型の肥料を開発・製造しても、消費者となる生産者が使用しなければ循環は成立しません。未利用資源を活用してできた製品が、使用する側にどのようなメリットがあるのかに着目し、「サステナビリティ活動」に主眼を置きすぎて「肥料としての価値」を二の次に考えてしまってはならないと考えています。循環型肥料として環境保全に社会的価値を持つだけでなく、通常の肥料と変わりなく、あるいはそれ以上の肥料としての価値をもった製品として加工し、農作物の生産にもよりよい成果が生まれる肥料を生産することを、私たちは目指しています。そのためには、その地域の土を知り、作物を知り、農家を知り、肥料そのものを知らねばなりません。使用する人が何を欲しているのかというニーズに合わせた製品を開発、製造することです。
私たちは未利用資源の活用を考える企業や自治体の皆様に、排出している資源の分析、肥料活用や高機能化など商品設計提案、販売マーケティングなど必要なサポートや協業活動を通して、循環型社会の構築に貢献してまいります。

施肥から始まる環境問題解決

04環境施肥から始まる環境問題解決

私たちは農業を通して、環境の保全と再生を実現できるよう資材の開発や普及を推進しています。
農業に使用されている化学的な薬剤や肥料は、食料の安定生産には欠かせない資材である一方で、過多な使用は環境への負荷を高め、頼りすぎると土壌を疲弊させ生態系にもよい影響を与えません。私たちは、健康で豊かな土壌を育む「土づくり」を推進することで、病害虫の発生を抑制し環境保全に貢献します。また、生態系の保全に有効な、微生物資材の開発・普及、海洋プラスチック問題に対応する肥料開発など、農業が抱える環境問題の解決に資する製品やサービスの研究開発を続けてまいります。生命の源である、海・大地・太陽からの恵みを次の生命へ伝える。私たちは、この循環を大切にして有機資材を開発してきました。
この大切な循環のもととなる環境をいかに守っていくことができるか、私たちは「施肥から始まる環境問題解決」をテーマに有用な資材供給を追求してまいります。